ABOUT US

 世界では今なお、8億人以上の人が栄養失調状態にあると言われていますが、その一方で世界では生産された食料の3分の1が廃棄されていると言う報告もあります。食料が廃棄される理由は様々ですが、大きな理由の一つとして、不適切な条件での貯蔵・保存・流通による腐敗や品質低下が挙げられます。世界の人口増加は続いている一方で、更なる食料増産は難しくなってきており、今後は生産された食料の廃棄を削減し更に有効に利用していくことが求められています。そのためには食料を適切に保存する技術や品質・安全性を評価する技術の研究開発、普及が非常に重要となります。
 私たちの研究室では、食料・農産物の鮮度保持、およびその付加価値の最大化を目指して、具体的には、以下のような研究テーマに取り組んでいます。
 ・食品・農産物の加熱処理や乾燥処理などの食品加工技術開発
 ・農産物の収穫後生理現象の解明や包装技術による鮮度保持
 ・分光分析技術などによる食品・農産物の品質・安全性の非破壊評価技術の開発

研究室代表 五月女 格

NEWS & TOPICS

  • [メンバー]温さん、繆さん、鮑君、劉さんが研究生として研究室に配属されました。(2019.9.1)
  • [研究]2019年農業食料工学会・農業施設学会・国際農業工学会第6部会合同国際大会(北海道大学)にて学会発表を行いました。(2019.9.2〜6)
    「UFB(ウルトラファインバブル)による種子発芽促進と殺菌効果の可能性」
    大下誠一、上條雄樹、五月女格、吉村正俊、Pham Thi Quynh Anh、亀谷宏美、藤田俊弘
  • [研究]日本食品科学工学会第66回大会(藤女子大学)にて学会発表を行いました。(2019.8.29〜30)
    「擬似微小重力環境が収穫後発芽野菜の品質変化に及ぼす影響」
    牧野義雄、一ノ瀬幹司、吉村正俊、五月女格、河原裕美、弓削類
    "Nondestructive detection of decay in vegetable soybeans using chlorophyll fluorescence imaging during storage"
    Li Yu, Yoshio Makino, Masatoshi Yoshimura, Itaru Sotome
    「蛍光指紋分光法による菌数推定手法の開発」
    杉本幹太、川崎晋、蔦瑞樹、五月女格、牧野義雄、吉村正俊
  • [研究]日本食品工学会第20回年次大会(かがわ国際会議場)にて学会発表を行いました。(2019.8.7~8)
    「機械学習による低O2高CO2環境下で貯蔵したブロッコリー中生理代謝の解析」
    牧野義雄、西坂敦之、吉村正俊、五月女格、河井兼次、秋廣高志
  • [研究]混相流シンポジウム2019(福岡大学)にて学会発表を行いました。(2019.8.5〜7)
    「種子発芽促進に効果を示すUFB(ウルトラファインバブル)の個数濃度」
    大下誠一、上條雄樹、五月女格、吉村正俊、Pham Thi Quynh Anh、亀谷宏美、藤田俊弘
  • [メンバー]チョロンドルジさんが研究生として研究室に配属されました。(2019.4.1)